保護者の方へ

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自ら求め、考え、表現できる人を育てる

ゆとり教育が終わり、いまの小・中・高校生はみな新学習指導要領のもと、学校教育を受けています。この教育は、単なる生徒の学力向上のみならず、社会や文化、自然への理解、またそれらとの共生を目的としています。つまり、学力の域を越えた「人間力」が必要だと言えるでしょう。

 

小学・中学・高校と教育を受けるなかで、子ども達の世界は外へ外へと広がっていきます。直面する問題や、新しい出会い、出来事は子ども達の刺激となり、それは考える意欲につながります。考えることは、よりよい人生を自分で創っていこうとする人間の営みそのものであり、それは、将来仕事をする姿勢に、また人生のいろいろな場面での目標達成の力につながります。

 

情報や意思の伝達方法が多様化する昨今、私たちは本来の人と人とのつながりのあるべき姿を忘れかけているように思います。便利さや効率のよさが追求されるため、書くこと、人に話すことで自分の考えを表現する機会は減ってしまいました。考えとは、それを表現することで初めて生かされるのであり、表現力なしに私たちは自己と社会とを互いに高め合うことは難しいでしょう。

 

私どもは医学部、歯学部、薬学部を目指す教育を通じて、生徒に「求める力」「考える力「表現する力」を身に付けていただきたいと考えています。 付け焼刃的に試験の点数だけを上げる授業には意味がありません。 まずはしっかりした基盤を作り、授業を通じて「根本的に考える」「真剣に考える」ことができるように指導します。 そのことが、生徒や社会の発展の寄与になり、また、それがPMDの使命だと考えております。