【長崎校講師blog】患者さんの個人情報

患者さんの個人情報

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病院では患者さんの情報というのは個人情報であり、本人の知らぬうちに他人に知れ渡っているようなことはあってはいけません。個人的に何の病気になったかを知られたくない人は少なくありませんし、それが原因で差別されることもありえるのです。

ゆえに、病院は、その取扱いに慎重になります。自由に扱うと医師や看護師が情報を共有しやすいようにも思えますが、その分、漏れるリスクも高まります。

 

近年はツイッターやフェイスブックの普及で個人が情報を発信することができるようになりましたが、一方でいわゆる炎上にあったり、社会的な問題を招くようなことも増えてきました。まあ、考えれば分かりそうですが、病院内の情報の漏洩というのは大変な事態になります。

USBの管理や会話など思ってもいなかった状況で漏洩ということもあり得るのです(病院では患者さんのデータをUSBに入れる事は禁止になっています)。もし、漏洩ということになれば、院長が謝罪してあの人この人を罰してさあどうか、というくらい厳しいようです。

 

医学生も実習なんかがあると、誓約書という形で患者さんの情報の秘密義務を誓います。それほど、みなさん、ピリピリして仕事しているということです。